【かんたんデータ化】MiniDVビデオテープをPCにダビングする方法

こんにちは、七宮さん(@shichinomiya_s)です。

今回の記事ですが、大昔のビデオカメラに採用されていた「miniDV ビデオテープ」をデータ化するお話です。

七宮さんの幼少期を収めた大量のminiDV テープを実家から発掘したので、この機会にPC に取り込んでデータ化しようと思いました。

データ化で色々と試行錯誤をしたので、手順化して残しておきたいなと思ったので当記事を書きました。

早速ですが、本題に移りたいと思います。

まずはPC にIEEE1394 端子があるか無いかで大きく変わるので、そのチェックからです。

PC にIEEE1394 端子があるか確認する

最近はめっきり聞かなくなったイエー1394 IEEE1394 端子があるか確認します。Fire Wire やi.Link とも呼ばれていますね。

ビデオカメラの記録がminiDV→HDD・SDへシフトした、2006年以降のPCでは搭載していないものが多いです。

端子形状はこんな感じです。6Pin または4Pinの端子があることを確認してください。


PCに子の端子がないから詰んだ!と思ったそこのあなた。大丈夫です。次項でないパターンの対処方法を記載します。

PC にIEEE1394 端子がない場合

デスクトップPCの場合

IEEE 1394 ボードを購入しましょう。2,000円ほどで購入することができます。

当記事を書いている七宮さんも、手持ちにIEEE1394 がついている化石PCがなかったので、こちらを購入しました。

購入後、PCの空きPCIeスロットに差し込み、デバイスマネージャーで認識するか確認してください。

「1394 OHCI Compliant Host Controller」が認識していたらOKです。

ノートパソコンの場合

残念ながら増設はできないので、別のアプローチを試してください。

デジタルデータを一度アナログに変換しているので、画質が大幅に落ちるのと自動処理ができないのがデメリットになります。

※間違っても、USBからIEEE 1394 ケーブルに変換するケーブルは購入しないでください。通常の用途では利用できません。

そのほか用意するもの

  • miniDV ビデオカメラ (SONY, Canonだと良い)
  • イエー1394 IEEE1394ケーブル
    • IEEE 1394ボードを購入した方はケーブルが付属してますが、短いので長いのを買っておくのをお勧めします。

      Amazonアソシエイトリンクを使用

    取り込み用ソフトウェアのインストール

    ビデオカメラとPCを接続しても、専用のソフトウェアをインストールしないと取り込みができません。

    Area61 DVビデオキャプチャWinDVが有名ですが、安定性がイマイチだったり、(個人的に)使い勝手がよくないです。

    よって、ここではWindows Essentials 2012に搭載されている「フォト ギャラリー」を使うことにします。

    ダウンロード

    実は「Windows Essentials 2012」は2017年1月に配布終了しているので、アーカイブからダウンロードしてくる必要があります。

    以下のWayback Machineにアーカイブされているので、そこからダウンロードができます。

    https://web.archive.org/web/20170120121608/http://wl.dlservice.microsoft.com/download/F/A/D/FAD48A38-8F81-4DA1-8302-EFAB6FEC4A92/ja/wlsetup-all.exe

    ※Microsoft側はすでに配布終了となっておりますので、利用は自己責任でお願いします。

    インストール

    ダウンロードを終えたら「wlsetup-all.exe」をダブルクリックしてインストールしてください。

    ※Windows 11 Pro 23H2で正常に動作することを確認済みです。

    取り込み

    ①ビデオカメラに取り込みたいminiDVテープを挿入し、PCとIEEE 1394 ケーブルで接続します。

    ②ビデオカメラを再生モードにします。

    ③デバイスマネージャを起動し、「イメージングデバイス」にビデオカメラが表示されているか確認します。

    ※表示されない場合、後述のトラブルシューティングをご確認ください。

    ④先ほどインストールした「フォト ギャラリー」を起動し、左上の「インポート」をクリックします。

    ⑤このような画面が表示されるので、接続したビデオカメラを選択して「読み込み」をクリックします。

    ⑥取り込むビデオの名前を入力し、「次へ」をクリックします。

    ※「ビデオ1」という名称を付けると、出力されたファイルは「yyyy-mm-dd hh.mm.ss ビデオ1.avi」となります。

    ⑦取り込みが始まると、ビデオテープの頭出しを行った後に取り込みが始まります。

    ※このときにエラーが出る場合、後述のトラブルシューティングをご確認ください。

    ⑧取り込みが完了すると、「ビデオ」フォルダに保存されます。

    Microsoftのフォト ギャラリーで取り込みを行うと、ファイルがシーンごとに分割されるので非常に好きです。

    まとめ

    いかがだったでしょうか。思ったよりも簡単にデータ化できたと思います。

    miniDVビデオカメラが主流だったころから、早くも20年近くが経過しつつあります。

    磁気ヘッドの故障や経年劣化で、読み出しができなくなるパターンや流通個体が減少しているので、なるべく早めに取り込んだほうがいいと思います。

    これからminiDVビデオテープを取り込むという方に参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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