こんにちは、七宮さん(@shichinomiya_s)です。
突然ですが、やることが多すぎて何から手をつけていいか分からなくなること、ありませんか?
私も普段から「あれやらなきゃ」「これも忘れずに」と頭の中がごちゃごちゃになってしまうことがよくあります(汗)
そこで今回は、Claude Codeを使って自分専用のTodoリストアプリを作ってみることにしました。シンプルですが、タスクの追加・完了・削除はもちろん、優先度や期限も管理できる実用的なツールです。
プログラミング経験がなくても、Claude Codeと対話しながら進めれば誰でも作れます。ぜひ一緒に作ってみましょう!
前回のおさらい
前回の記事では、Claude Codeで数当てゲームを作りました。
Claude Codeに「〜を作ってください」と指示するだけで、プログラムを作ってくれることを体験できたと思います。
今回はその応用編として、実際に日常で使えるツールを作っていきます。前回よりも少し機能が多いですが、Claude Codeが丁寧にサポートしてくれるので安心してください。
作るもの:シンプルなTodoリストアプリ
今回作成するTodoリストアプリの仕様はこちらです。
・基本機能
- タスク追加: 新しいタスクを登録できる
- タスク表示: すべてのタスクを一覧で確認できる
- タスク完了: 完了したタスクにチェックを入れられる
- タスク削除: 不要なタスクを削除できる
・便利機能
- 優先度設定: タスクに優先度(高・中・低)を設定できる
- 期限設定: タスクに期限を設定できる
- 今日のタスク: 今日が期限のタスクだけを表示できる
- 期限警告: 期限が近いタスクを赤字で警告表示
コマンドラインで動くシンプルなアプリですが、実用性は十分です。データはJSONファイルに保存されるので、いつでも確認できます。
Claude Codeでプロジェクトを作成
では早速、Claude Codeを使って作っていきましょう。
まずはプロジェクト用のフォルダを作成します。
・プロジェクトフォルダの作成
- デスクトップに「todo_app」というフォルダを作成
- PowerShellまたはコマンドプロンプトを開く
- 以下のコマンドを実行
cd Desktop/todo_app
claude
Claude Codeが起動したら、次のように指示します。

・Claude Codeへの指示
コマンドラインで動くTodoリストアプリを作ってください。
機能:
1. タスクの追加(タイトル、優先度、期限を設定可能)
2. タスクの一覧表示
3. タスクの完了
4. タスクの削除
5. 今日が期限のタスクだけを表示
6. 期限が近いタスクは赤字で警告
データはJSONファイルに保存してください。
Claude Codeがこの指示を受けて、プログラムを作成してくれます。
私の環境では、`todo.py`というファイルが自動的に作成されました。コードの内容も丁寧に説明してくれるので、プログラミング初心者でも安心です。
作成されたコードを確認
Claude Codeが作成したプログラムは、以下のような構成になっていました。
・主要な機能
- タスククラス: タスクのデータ構造を定義
- TodoManager: タスクの追加・削除・完了などを管理
- メニュー表示: ユーザーが操作しやすいメニュー画面
- JSON保存: tasks.jsonファイルにデータを自動保存
特に便利だと思ったのが、期限の警告機能です。期限まで3日以内のタスクは自動的に赤字で表示されるので、うっかり忘れることがありません。
実際に動かしてみる
では、作成したTodoリストを実際に使ってみましょう。
・起動方法
python todo.py
このコマンドを実行すると、メニュー画面が表示されます。

メニューから番号を選んで、さまざまな操作ができます。
・タスクを追加してみる
メニューで「1」を選ぶとタスク追加画面になります。

タスクのタイトル、優先度(high/medium/low)、期限(YYYY-MM-DD形式)を入力します。
例えば、こんな感じです。
タスク名: 記事の下書きを完成させる
優先度: high
期限: 2025-11-18
入力が完了すると、タスクが登録されます。
・タスク一覧を表示
メニューで「2」を選ぶと、すべてのタスクが表示されます。

完了したタスクには「✓」マークが付いて、取り消し線で表示されます。
また、期限が3日以内に迫っているタスクは赤字で警告されるので、見逃すことがありません。
タスク管理をもっと便利にカスタマイズ
基本的な機能は完成しましたが、もう少し使いやすくしたいと思いました。
そこで、Claude Codeに追加の改良をお願いしました。
・改良リクエスト
今日が期限のタスクだけを表示する機能を追加してください。
また、タスクが0件の時にメッセージを表示するようにしてください。
Claude Codeはすぐに対応してくれました。

「今日のタスク」機能が追加されたことで、朝の始業時に今日やることだけを確認できるようになりました。これは本当に便利です。
データの保存場所を確認
Todoリストのデータは、プロジェクトフォルダ内の`tasks.json`というファイルに保存されています。
このファイルをバックアップしておけば、パソコンを買い替えた時でもデータを引き継げます。
また、JSONファイルなので、テキストエディタで直接編集することも可能です(ただし、フォーマットを壊さないように注意してください)。
つまずいたポイントと解決策
実際に作ってみて、少しつまずいたポイントがありました。
・日付入力のフォーマット
最初、期限を入力する時に「2025/11/18」と入力してしまい、エラーが出ました。
正しいフォーマットは「2025-11-18」(ハイフン区切り)です。
これについてClaude Codeに「日付入力でエラーが出ます」と伝えたところ、入力例をメニューに追加してくれました。こういった細かい調整も、対話しながらすぐに改善できるのがClaude Codeの良いところです。
・優先度の入力ミス
優先度は「high」「medium」「low」のいずれかを入力する必要がありますが、最初「高」と日本語で入力してしまいました(笑)
これもClaude Codeに相談したところ、「入力が間違っている場合は再入力を促す」機能を追加してくれました。
自分専用ツールを作る楽しさ
今回、Claude Codeで自分専用のTodoリストを作ってみて、プログラミングの楽しさを改めて感じました。
市販のタスク管理アプリもたくさんありますが、自分で作ったツールは使い勝手を自由にカスタマイズできるのが最大の魅力です。
例えば、今後こんな機能も追加できそうです。
- タスクにタグを付けて分類する
- 完了したタスクの統計を表示する
- 週次レポートを自動生成する
- リマインダー通知を追加する
Claude Codeがあれば、こうした機能追加も簡単に実現できます。
まとめ
今回は、Claude Codeを使ってシンプルなTodoリストアプリを作成しました。
・ポイント
- Claude Codeに指示するだけで、実用的なツールが作れる
- タスク管理に必要な機能(追加・完了・削除・期限管理)を実装
- 対話しながら機能を追加・改良できる
- 自分専用のツールなので、自由にカスタマイズ可能
次回は、さらに一歩進んで、データを可視化する家計簿アプリを作ってみたいと思います。
プログラミングが初めての方でも、Claude Codeを使えばこんなに簡単にツールが作れます。ぜひ試してみてください!

